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日本ケルト学会の公式ホームページです。

 「ケルト学」は古代ギリシャ・ローマの文献で「ケルト人」「ガリア人」などと呼ばれる人々に関連する研究、および18世紀に新しい言語学上の分類名称として登場した「ケルト語」を共通項とする諸地域(アイルランド、スコットランド、ウェールズ、マン島、コーンウォール、ブルターニュ)に関連する諸学の集合体です。ケルト学の研究分野は言語学、文学、文献学、社会学、歴史学、考古学、人類学、民俗学、政治学、美術、音楽などの多方面に及びます。日本ケルト学会はこれらケルト学の諸分野における研究および成果の紹介を推進する一方で、欧米のケルト学やケルト概念の歴史的・批判的検討、さらにはケルト諸語地域の文化と日本文化との比較研究等を行っています。
 主な活動としては研究会、研究大会開催のほか、会員向けに「ニューズレター」(年2回発行)、学会誌『ケルティック・フォーラム』(年1回発行)を配布しています。

 

 

2023年7月15日(土) 14時30分~16時30分

会場:慶應義塾大学日吉キャンパス 来往舎2F 大会議室

発表タイトル:「ロマン派期スコットランドの文学と自然―ロバート・バーンズ、ウォルター・スコット、ジェイムズ・ホッグ」
発表者: 吉野由起氏(東京女子大学)
発表要旨: 本報告はイングランドとの合同後一定の時間の経過を経たスコットランドにて、農業革命、そしてピクチャレスク美学の展開と重なる時期に詩作に携わり、それぞれ異なる距離感で自然と関わり、自然を描いた三名の詩人たちに焦点を当てる。 バーンズの詩数篇(“To a Mouse”, “To a Moutain-Daisy”, “The Vision”ほか)、スコットの小説 Ivanhoe、ホッグの詩集 Midsummer Night Dreamsに収録された詩作品における自然と風景の表象について考察する。


 

 

2023年度の研究大会は10月21日・22日に慶應大学日吉キャンパスで開催します。対面及びオンラインによるハイブリッド開催を予定しています。ZOOMによる発表も受け付けますので、こぞってご応募ください。詳細は決まり次第、ホームページおよび会員メーリングリストにてお知らせします。

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